2022/11/09
西中洲 茶懐石 中伴
では非常に簡単にお伝えしますね。
会社の会に出席の席で書く「会席」と
懐という漢字に石と書く 「懐石」
会社の会に席の方は 主に 「宴席(えんせき)」いわゆる宴会の席です。
今からはじまる忘年会、新年会などで楽しむための料理の事の事で主に宴席と言われるお酒を楽しむ為のお料理です。
そして懐に石と書く、「懐石」は茶の湯の席でお茶の前にいただくお料理のことです。 茶の湯とは「お抹茶」を楽しむ会のことですね。
今回ご紹介する中伴さんは後者のお抹茶を楽しむ前にいただくお料理という意味のある懐石料理ですね。
この茶懐石(ちゃかいせき)というのは禅の修行をされている禅僧ぜんそうはお昼の食事以外は取ることが出来なかったので、石温めて布でくるんで懐に入れて寒さや空腹をしのいたと言われています。
その懐の石が空腹を一時しのいだと言うところから茶事で出す軽食の事を「茶懐石」と呼ぶようになったようです。
またお茶の席のメインの濃茶(抹茶の濃ゆいもの)を空腹時に飲むと刺激が強すぎるため胃をあらしてしまうと言われています。そして苦味を強く感じてしますので本来の味を味わう事ができないので、濃茶を美味しくいただく目的で懐石料理が出され始めたと。
福岡の茶懐石料理の第一人者の大将がお作りになられるお料理は選りすぐられた食材で季節を感じながら美味しくいただくことができ、それでもって美しい器を楽しむこともできる事ができるのです。
これが茶懐石料理の一汁三菜。
折敷言うお膳の上に「ご飯」左、「汁」が右。 そして奥に「向付」と言われる醤油をつけずに食べれるお刺身やなますを配置するというお膳が出てきます。
お米はお客様の来店に合わせて釜で炊かれておりご飯もつやつやしており、お食事に合わせて鹿児島県産の本枯節の鰹節を大将自ら削って提供されると。
雅ですね。
この後に
松茸まつたけと連子鯛の上品な煮物椀(にものわん)と言われるお吸い物ですね。
そこから
焼き物、今が旬のかます
炊合せ
そして湯桶。
お釜のそこで残ったおこげに茶釜でたいた熱湯を注いで薄い塩で味付けしたもの。
そして
香の物。
香の物はお漬物なんですけど沢庵などが含まれるんですが、実は意味有り、聞香するにあたって香の物を食べることによってお料理で味わった香りを一旦ここでリセットさせると言う意味合いがあると。
和菓子。
この時期は秋の味覚の栗きんとん。
そして
お抹茶を。
贅沢な時間と美味しいお料理と経験を。
事前に予約されていかれて見てください。
これを気に知識、経験としてのお食事を楽しむのも非常に良いかもしれませんね。
11月4日 #crossfm
FRIDAY SPECIAL BAYSIDE SHOCK
15:00 新コーナー魚屋武市出演
『フィッシュボーンキラー』放送
今週の武市の俺イチ!でご紹介させて頂きました。
092-725-1115
福岡県福岡市中央区西中洲3-19 ベイヒルコート 2F
皆様も大切な方と是非一度。